以前はサラ金と呼ばれていた消費者金融

現在では消費者金融と呼ばれていますが、1970年代頃には、主にサラリーマンを対象にしていた業者が多かったので、サラ金と呼ばれていました。

サラ金とはサラリーマン金融の略語です。このサラ金は、市街地(街中)で営業しているために、街金(まちきん)とも呼ばれていました。しかし、1980年代頃からは、OLや主婦といった女性や自営業者などの利用者も増えたために、消費者金融と呼ばれるようになりました。(->プロミス

そうした背景としては、また、過剰融資や高金利、過酷な取立てなどによる「サラ金地獄」という言葉が定着するなど、サラ金のイメージが著しく悪化したことからも、業界がイメージ一新のためにサラ金という用語を消費者金融に改めて、定着させようと努めてきたこともありました。

消費者金融とは、そもそも一般の個人を相手に無担保で小口の融資を行う貸金業のことですから、サラリーマンから主婦、自営業者といった幅の広い個人相手の小口融資の名称としては、本来、この消費者金融が妥当なものだったといえるでしょう。