サラ金金利の今

皆様は「トイチ」や「アケイチ」といった単語を聞いた事がありますか?これは「十日で一割」「一日(夜明け毎に)一割」といった意味の単語であり、その昔高額金利による貸付が横行した時代に使われていた単語です。単純計算でありますがトイチだと年利にして凡そ3000%(元金更新型)10万円借りて300万円返さなくてはならない計算になります。勿論現在ではこのような法外な金利を設ける事は貸金行法によって禁止されており、トイチやアケイチといった単語は漫画やドラマといった創作の中だけで聞くような「過去の物」となったのでした。


現在のサラ金法定金利

貸金行法の改定により現在サラ金が設ける事の出来る金利には現在上限が存在します。具体的には10万円以下の融資に対しては20%、10万円以上100万円以下の融資に対しては18%、そして100万円以上の融資に対しては20%が年利の限界となっています。(->サラ金比較navi)消費者金融や信販会社はもちろん銀行も含む全ての貸金業者が現在ではこの数字の範囲内でのみ融資が可能となっています。 この金利ならまだ安心ですね

なお返済期限を過ぎた場合に請求される「遅延損害金」に関しては例外的に前述の数字以上の利息を請求する事が可能となっていますが、その遅延損害金に関しても上限が存在します。具体的には法定金利の1.46倍が遅延損害金として設ける事の出来る金利の最高なので29.2%、26.28%、21.9%がそれぞれ融資額別に設ける事のできる金利の上限となっています。この数字以上の金利が要求されていた場合過払い請求をする事で過去に払った利息の一部が戻ってくる事もあります。


サラ金金利の仕組み

さてサラ金各社の商品を見ていくと大抵の場合「最低金利○○.○%~最高金利○○.○%」といった書かれ方がされていると思うのですが、これは見ての通りこの範囲内の金利で貸し付けを行っているという事です。ただしその采配はあなたの信用度やサラ金の人の気分で決まるわけではありません。金利は基本的に融資を受けた金額によって決められ、小口の融資ほど最高金利に近く大口の融資ほど最低金利に近くなります。その為最高金利での貸し付けはほぼ限度額と同額の融資を受ける時くらいでしか見る事はありません。一般の方がサラ金を利用するのであれば最低金利より比較的最高金利のほうが重要になってきます。逆におまとめローンとして利用するなど借入額が大口になってくる場合はじめて最高金利が重要になってきます。利用するサラ金を比較する際は自分の希望する借入希望額にあわさえて最低金利と最高金利、どちらを重視していくか調整していくと良いでしょう。
->サラ金と即日融資