サラ金とはサラリーマン金融を意味し、消費者金融の前身のことです

サラ金とは、大まかに言ってしまえば消費者金融のことです。1960年代ごろから、サラリーマンや主婦などの個人向けに小口のお金を高い金利で貸し付ける業者として創業され、特にサラリーマン層の利用が多かったため、サラリーマン金融、略してサラ金と呼ばれるようになります。しかし金利がかなり高く、返済が困難となる人が相次ぎ、また業者側の取り立てが厳しかったため、社会問題化したこともあります。
その後、上限金利を定める法律が制定され、またマイナスイメージのつきまとうサラ金という名称は徐々に姿を消し、消費者金融と呼ばれるようになって行きました。また、借金という言葉もキャッシングと言い換えられるようになりました。2000年代に入ると、これらの元サラ金、消費者金融の一部が銀行の傘下に入るようになり、さらにその後、いわゆる過払いの元となっていた法定利率以上のグレーゾーン金利も、2010年施行の改正貸金業法と共に姿を消し、現在に至っています。(->サラ金金利の今
今でも消費者金融のことをサラ金と呼ぶ人はいます。しかしこの名称は、現在銀行の傘下に入った会社を含めた大手専業の会社に主に使われており、同じキャッシング業者でも、クレジット系会社はサラ金とは呼ばれることはまずありません。